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今日は雨降りで肌寒く、ゴールデンウィークの大掃除でしまったヒーターをまたつけて、冬物の服を引っ張り出して羽織っています。
今年の夏は久しぶりに冷夏になるかもしれないというニュースも目にしましたが、年々寒い・暑いのどちらかに傾くというよりは、寒暖差が激しくなっている感じがしますよね。
まだまだこの先の気候がつかめない5月前半です。
さて、学科教習も10コマのうち5コマ目に進み、第一段階の半分が終わりました。
今回は項目番号11にあたる学科教習の内容について書いていきたいと思います。
目次
追い越しの禁止
前の車がゆっくり走っていると、急いでいる時には追い越して先に進みたくなるかもしれません。しかし追い越しには危険性があり、高度な判断や的確な操作が求められます。
またとある実験によると、追い越しをしたからといって、所要時間に大差がないという結果も出ています。
よって追い越しはできるだけしないことが望ましく、やむおえず行う時にはきちんとルールを守ることが重要です。
学科教習全体に言えることですが、一つ一つの言葉の意味を理解することがとても大切です。この意味合いをもとに、交通ルールが定められているからです。この理解度を確認するため、試験では言葉を少し変えた問題がよく出ます。
・追い越しとは
車が進路を変えて、進行中の前の車の前方に出ること
・追い抜きとは
車が進路を変えないで、進行中の前の車の前方に出ること
・「進行中の前の車」であり、止まっている車の横を通り過ぎることは含まれない
追い越しを禁止する場合
この「場合」というのは、相手がいる状況ととらえると、次に出てくる「場所」と区別しやすいでしょう。
①前の車が自動車を追い越そうとしているとき(二重追い越しの禁止)。
②前の車が、右折のため右に進路変更しようとしているとき。
③反対方向から来る車や路面電車を妨げるとき。
④前の車の進行を妨げなければ、道路の左側部分に戻れないとき。
⑤うしろの車が自分の車を追い越そうとしているとき。
☆「車」と「自動車」の意味を再確認
車…原動機付自転車、軽車両(自転車など)を含む
自動車…上記2つを含まない
追い越しを禁止する場所
車は次の場所では、自動車や原動機付自転車の追い越しを禁止されています。
①追い越し禁止の標識がある場所
②道路の曲がり角付近
③上り坂の頂上
④勾配の急な下り坂
⑤トンネル(車両通行帯がある場合をのぞく)
⑥交差点とその手前から30m以内の場所
(優先道路の通行をのぞく)
⑦踏切とその手前から30m以内の場所
⑧横断歩道や自転車横断帯と、その手前から30m以内の場所
道路の右側部分へのはみ出し追い越しの禁止
・黄色の実線があったら、その線をはみ出した追い越しはできない。
・黄線と白線があったら、自分に近い線の意味に従う。
追い越しの方法
追い越しをする時には、状況に応じて安全な速度や方法を選ばなければなりません。
右側追い越しと左側通過
他の車を追い越す時には、原則として、その右側を通行することになっています。
しかし前の車が右折のため、道路の中央寄りにいる時には、その左側を通行しなければなりません。
路面電車を追い越す場合
原則は左側通行、レールが左寄りにあったら、その右側を通る。
安全な側方間隔の保持
追い越す車との間には、安全な間隔を保たなければなりません。
追い越しの運転手順
①追い越しの禁止場所ではないことを確認
②目視で前方を確認、バックミラーで右・斜め後方を確認
(バックミラー:ルームミラーとドアミラー)
③追い越しの3秒ほど前に、右側に方向指示器を出す
④再度安全を確認して、前の車を追い越す
⑤左側に方向指示器を出す
⑥追い越した車がルームミラーに映るくらいの距離まで進み、左に進む
⑦合図を消す
まとめ
この学科教習では、高度な判断やテクニックを必要とする追い越しについて、そのルールを学びました。
学科教習は、入校式に含まれる第一回目の教習以外、順不同でとってもいいことになっています。
そのため、授業の中でまだ学んでいない言葉が出てくることがあります。
重要な事柄については、どの項目で出てくるか補足してくれる先生もいますが、疑問に感じたら、その都度意味を調べておくことがおすすめです。
そして、1つの教習項目を学び終えたら、なるべく間をあけずにその項目の練習問題を受けておくと、記憶が定着してその後の大きな試験に役立ちます。
教習中のみなさん、これから免許を取りたいなと思っているみなさん、一緒に少しづつ前に進んで行きましょう。